【大阪市公社初!】学生の企画・設計による住戸リノベーションを実施しています!

大阪公立大学 生活科学研究科 ✕ 大阪市住まい公社 連携プロジェクト第1弾!

 

◆大阪市住まい公社 初の取り組み

大阪公立大学 生活科学研究科と大阪市住まい公社は、「多様な世代の入居を促進することによる地域コミュニティの創成」および「大学の教育活動の活性化」を主な目的とし、2023 年6 月に「公社賃貸住宅リノベーション事業の業務提携に関する協定」を締結しました。

左:大阪市住まい公社 田中 義浩 理事長  右:生活科学研究科 所 道彦 研究科長

 

学生主体で、コーシャハイツ相生 Aタイプ住戸のリノベーションを実施!

この協定に基づき、今年度からプロジェクト第1弾としてコーシャハイツ相生のAタイプ住戸(2K間取り)の一部を対象に、学生と協働し住戸リノベーションを進めています。

学生はリノベーションプランの企画にあたり、現地調査やマーケットリサーチ、実際の入居者へのアンケートなどを実施し、限られた広さという条件を踏まえながらも、「共働きテレワーク対応の暮らし」や「広々ダイニングのある暮らし」など、バラエティに富んだ魅力的なリノベーションプランを合計6案作成しました。

     

※現地調査の様子                   ※アンケート配布の様子

 

『リノベーション提案発表会』を開催!

学生が企画・設計した6つのリノベーションプランは、9月5日に大阪公立大学 杉本キャンパスで開催した『リノベーション提案発表会』で、多くの大学関係者および公社職員を前に、学生自身がプレゼンテーションをおこないました。それぞれのプランの発表に対し、公社職員と学生との質疑応答や意見交換が活発に行われ、大変有意義な一日となりました。

また、生活科学研究科 松下大輔 教授から『リノベーションプロジェクトにおけるマーケティングリサーチの結果報告』について、ご発表いただきました。

    

※田中 義浩 理事長(大阪市住まい公社)         ※所 道彦 研究科長(大阪公立大学 生活科学研究科)

 

    

※学生による発表の様子                ※松下 大輔 教授(大阪公立大学 生活科学研究科)

 

    

※リノベーション案の模型               ※提案発表会終了後の集合写真

 

◆3つのリノベーションプランが決定

提案発表会の翌週12日、厳正な評価により最終決定した3つのプランの報告と、全6プランの講評会を公社 理事長室にておこないました。講評会には大阪公立大学 生活科学研究科 土井 脩史講師と学生3名がお越しになり、公社の評価委員からの講評に、学生は真剣に耳を傾けていました。

講評を受けた学生は、
 「実現性やコストを考慮した提案に取り組むのは初めてで、非常に有益な経験でした。」
 「今後の設計や工事監理にも参加できることを、楽しみにしています。」
 「完成した住戸での、入居者の暮らし方に興味があります。」
など、さまざまな感想を述べていました。

また、生活科学研究科 土井 講師から『コーシャハイツ相生 入居者アンケート結果報告』について、ご発表いただきました。

    

※講評会の様子                    ※土井 脩史 講師(大阪公立大学 生活科学研究科)

 

◆今後の予定

最終決定した3つのプランは今後、設計・工事の段階に入ります。引き続き、学生と協働して進行していきますので、住戸の完成にご期待ください。